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 みどり東京ニュースレターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。

2019.11.12

第7号子どもたちに「環境とエネルギー」について考えるきっかけづくりを――世田谷区「環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや」

10月14日(月)国民の祝日「体育の日」に開催された「環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや」。3回目の開催となった今年は、小学生を中心とした家族連れの来場者たちが、さまざまなプログラムに参加し、環境やエネルギーについて学んだ。

10月14日(月)国民の祝日「体育の日」に開催された「環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや」。3回目の開催となった今年は、小学生を中心とした家族連れの来場者たちが、さまざまなプログラムに参加し、環境やエネルギーについて学んだ。

イベント名称:環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや外部リンク

開催日時:2019年10月13日・14日(13日は台風の影響で中止)
     10時00分~17時00分(第2会場は11時00分~)
会場:第1会場 東京都市大学 二子玉川夢キャンパス・カタリストBA
   第2会場 iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ(10月14日のみ)
来場者:1,865人
主催:環境エネルギー・ラボ実行委員会、世田谷区
実行委員会:東京都市大学、産業能率大学、エネルギー・環境子どもワークショップin川崎実行委員会、二子玉川エリアマネジメンツ、川崎市地球温暖化防止活動推進センター、NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク、(一財)世田谷トラストまちづくり、川崎市、世田谷区
後援:世田谷区教育委員会、ESD活動支援センター、関東地方ESD活動支援センター
協賛:日能研

shiina

子ども向けのワークショップ50講座を用意したよ!

環境やエネルギーについて考えるきっかけに

 国民の祝日「体育の日」にあたる10月14日(月)、東急電鉄「二子玉川」駅前に広がる複合施設二子玉川ライズの一角にある東京都市大学 二子玉川夢キャンパス・カタリストBAとiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズを会場に、環境イベント「環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや」が開催されました。
 本来は、10月13日と14日の2日間にわたり開催の予定でしたが、大型台風19号の影響で、13日は中止となってしまいました。14日は小雨の中、小学生を中心とする親子連れが多数集まり、環境やエネルギーについて実験し、体験して考えるきっかけとなるようにと準備されたさまざまなワークショップを楽しみました。


開会式で壇上に立つ世田谷区の保坂展人区長。

開会式で壇上に立つ世田谷区の保坂展人区長。今年9月23日にニューヨークで開催された国連気候行動サミットでのグレタ・トゥーンベリさんのスピーチに触れ、「地球環境異変を自分たちや家族の問題として最も強く意識しているのは小学生から高校生までの子どもたちではないかと思います。世田谷区では環境政策を区のフロント政策として総力を挙げて取り組み、この環境エネルギー・ラボはそのスタートアップのイベントだと考えています」と挨拶されました。


ワークショップの一つ「地形のデコボコと身近な防災」では、神奈川県の鶴見川で起こった水害を例に被害状況を学びました。

ワークショップの一つ「地形のデコボコと身近な防災」では、神奈川県の鶴見川で起こった水害を例に被害状況を学びました。立体模型を使った実験では、水の代わりのシャンプーの流れ方を観察し、水が低いところを探して流れることを学び、安全な場所はどこかを考えました。


「暑い!寒い!ってどういうこと?」のプログラム。

「暑い!寒い!ってどういうこと?」のプログラム。木陰がすずしいのは、根から吸い上げた水が葉から蒸散しているためだということや、台風の雲をみながら、温暖化と海水温の上昇、台風の巨大化の関係を学びました。CO2が実は家庭からもたくさん出されていることが示され、なるべくCO2を出さない生活をしましょうと提案がありました。


行政区域を超え、産官学民連携で企画、運営、開催

 今回の「環境エネルギー・ラボ 2019 in せたがや」は第3回目の開催ですが、産官学とNPOなど合わせて9団体が実行委員会に参加し、それぞれの団体から出されたワークショップの企画は50講座にものぼります。各ワークショップの講師は専門家や大学の先生などがつとめていて、今年は気象予報士を招いての気象予報体験のコーナーもありました。
 また、このイベントは「環境エネルギー・ラボ2019 in たかつ」として12月14日には、川崎市高津区溝口にある商業施設ノクティでも開催される予定とのことです。行政区域を超えて総力で取り組もうという意識が感じられました。

地球の今を伝えたい

 近年、注目を集めている「海洋ごみ」の問題を取り上げたプログラムでは、最初に折り紙や色鉛筆、魚やイカなどの切り抜きを子どもたちに渡し、自分たちのイメージする海を描くように促しました。そのあと、実際の海の様子が動画によって紹介されましたが、画面にはプラスチックごみが波間を漂い、イルカがレジ袋に興味を持って遊ぶ様子など目を疑うような場面が現れました。思わず目が釘付けとなり、現実を知ることの大切さが伝わるコーナーでした。
 そのほかにも、多摩川の生きものと川の環境や、たき火とエアコンについて考えるプログラムなど、環境の今を伝えたいという主催者の思いがこもった企画が多かったように感じられました。

「海洋ごみから学ぶ海の豊かさ」のプログラムでは、子どもたちがイメージする海の中の様子を、折り紙や色鉛筆、クレヨンなどで描いた後、実際のプラスチックごみで汚れた海の様子を動画で紹介。

「海洋ごみから学ぶ海の豊かさ」のプログラムでは、子どもたちがイメージする海の中の様子を、折り紙や色鉛筆、クレヨンなどで描いた後、実際のプラスチックごみで汚れた海の様子を動画で紹介。さらに、海で拾ってきたごみを使って、子どもたちが実際の海のイメージを絵にしました。


「海洋ごみから学ぶ海の豊かさ」の最後には、今日からやろうと思うことを、それぞれボードに書いていきました。

「海洋ごみから学ぶ海の豊かさ」の最後には、今日からやろうと思うことを、それぞれボードに書いていきました。参加していた小学1年生の子のお母さんは、「1年生にはちょっと難しいかもしれないけれど、なにかの形で心に残ってくれたらいいと思って参加しました」と話してくださいました。


第2会場の東京スイソミルのブースでは、手回し発電機で電気をおこして水から水素と酸素をつくり、取りだした水素をラジコンカーの燃料電池に充填し、実際に動く様子を体験していました。

第2会場の東京スイソミルのブースでは、手回し発電機で電気をおこして水から水素と酸素をつくり、取りだした水素をラジコンカーの燃料電池に充填し、実際に動く様子を体験していました。


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