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 みどり東京レターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。

2020.01.20

第10号体験を通して学ぶ――小金井市「こがねい環境フォーラム2019 環境×防災 ~自然と手を取り合って生きていくために~

JR武蔵小金井駅南口コミュニティ広場で開催された「こがねい環境フォーラム2019」。あいにくの雨にも負けずブースを展開する関係者からは、一人でも多くの市民に環境・防災に関心をもってほしいという熱意が感じられた。

JR武蔵小金井駅南口コミュニティ広場で開催された「こがねい環境フォーラム2019」。あいにくの雨にも負けずブースを展開する関係者からは、一人でも多くの市民に環境・防災に関心をもってほしいという熱意が感じられた。

イベント名称:こがねい環境フォーラム2019 外部リンク

開催日時:2019年11月23日(土・祝)~24日(日)
会場:JR武蔵小金井駅南口コミュニティ広場(フェスティバルコート)ほか
主催:小金井市
企画・運営:NPOこがねい環境ネットワーク、小金井市環境市民会議
協力:(一社)えねこや、NPO緑のダム北相模、東京学芸大学環境教育研究センター、
   (公社)日本環境教育フォーラム、Musashinoはけの森カフェ

shiina

環境がこれ以上悪くならないような行動が、災害を防ぐことにつながるんだね!

環境と防災・減災は通じ合う

 11月23日(土)の勤労感謝の日にあたる祝日に、JR武蔵小金井駅南口コミュニティ広場で開催された「こがねい環境フォーラム2019」を訪ねました。今年は「環境×防災 ~自然と手を取り合って生きていくために~」というテーマとのことで、防災・減災も学べるらしい! と興味津津です。
 会場には、支援に駆けつけた「あぶくま高原遊雲の里ファーム(福島県二本松市)」や「きぼうのたねカンパニー(宮城県南三陸町)」など新鮮な野菜や果物を並べたブースとともに、防災井戸や給水地点の紹介など防災・減災のブースのほか、被災時に役立つソーラークッカーや雨水タンク、一斗缶ストーブの展示ブースなどがあり、甚大な自然災害の多かった年だけに、来場者の関心を引くしかけがいろいろ工夫されていました。また、自然のエネルギーだけで快適に過ごせる「移動式えねこや」と名づけられた小屋の中ではストーブなどもあり、環境を考え、楽しく体験しながら防災を学べるようになっていました。


すだちスカッシュを販売するブースでは、リユースカップが使われていて、飲み終わった後カップを戻すと返金してもらえる仕組みになっていた。

すだちスカッシュを販売するブースでは、リユースカップが使われていて、飲み終わった後カップを戻すと返金してもらえる仕組みになっていた。ここでのアンケートは「もしもリユースカップを返しても返金がなかったら、あなたはリユースカップを返しましたか?」というちょっと難しい質問。これには正しい答えがないかも知れないと思いつつ、「返金はなくても、リユースなら返しますよ」と答えてみたが、カップを返して返金の100円を手にしたら、ちょっとお得な気分になってしまった。


一斗缶ストーブの展示ブース。

一斗缶ストーブの展示ブース。3.11東日本大震災で活躍してから、脚光を浴びるようになったロケットストーブの進化形。少ない薪で効率よく熱が得られる優れもので、ロケットストーブを使用したことがある人が以前、「都会にも結構枯れ枝などが落ちているので、散歩しながら枯れ枝を集めて、それでご飯も炊けた」と話していたのを思い出す。環境と防災のために1個備えておきたくなる。
※ロケットストーブは、一斗缶などにJ字型の管などをセットして、J字管の中で木切れなどを燃やすDIYできるストーブ。


一社)えねこやのブースでは「移動式えねこや」が展示され、中では薪もペレットも使えるストーブが置かれていた。

(一社)えねこやのブースでは「移動式えねこや」が展示され、中では薪もペレットも使えるストーブが置かれていた。「えねこや」とは自然のエネルギーだけで暮らせる小さな建物(=小屋)」のことだそうで、「えねこや」の普及によって、自然エネルギーと省エネで「地球にやさしいシンプルな暮らし」と「自然災害にも負けないまちづくり」をめざしている。小屋の中は、災害の文学ともいわれる『方丈記』の作者鴨長明が見たら、さぞかしぜいたくに思うような、小さな快適空間になっていた。


土曜生ごみリサイクル連絡会が「小金井市環境賞」を受賞

 小金井市では独自の「小金井市環境基本条例」を定めていて、2003年(平成15年)からは、「小金井市環境賞」を創設し、フォーラムの中のイベントとして位置付けて、環境保全活動に功績のあった市民、団体、事業者を表彰しています。駅前広場で実施する予定でしたが、今回は雨天のため市役所の一室で行われました。
 第17回目となった今年は、「土曜生ごみリサイクル連絡会」が小金井市環境賞を授与されました。小金井市では平成18年度に焼却場がなくなり、ごみの減量が喫緊の課題になりました。そんなとき、市民の方が提案したのが、学校が休みとなる土日に、小学校・中学校に備えられた生ごみ処理機で生ごみを処理し、さらに工場で堆肥にしてリサイクルしようという名案でした。小金井市ではこの提案を受け入れ、10年以上にわたって市内5つの小学校と2つの中学校で、土曜日にはボランティアが生ごみ処理機を稼働させ、近隣の住民が持ちこむ生ごみを乾燥させています。その後は工場で堆肥に加工して、ごみの減量と循環型社会形成に役立てているとのことでした。


第17回 小金井市環境賞を授与された「土曜生ごみリサイクル連絡会」の皆さんと副市長の住野英進氏(右端)

第17回 小金井市環境賞を授与された「土曜生ごみリサイクル連絡会」の皆さんと副市長の住野英進氏(右端)
 連絡会会長の竹内氏(左端)は、活動を始めた当初を振り返り、「各学校の先生方が生徒さんに各家庭の生ごみを学校で処理するから持ってくるようにとピーアールしてくださり、生徒さんたち自らが生ごみを持ってくる姿をたくさん目にしました」と話された。これこそまさにゴミ減量と循環型社会形成を実体験する環境教育といえるのではないだろうか。


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