キャンペーンの期間中、東京都内の小学校にて、「環境メディアフォーラム」のメンバーを講師として迎え、地球温暖化とレジ袋削減をテーマにした出張授業が実施されました。
授業ではまずはじめに、地球温暖化の影響によって身の回りでどのような現象が起きているか、季節ごとの事例を交えながら、子どもたちに紹介されました。
○春・・・ | 暖冬で冬の気温が高かったために、茎が伸びきる前に花が咲いてしまったチューリップの画像が紹介されました。 |
○夏・・・ | 観測史上最も高い東京の気温は何℃か、三択クイズで出題されました。低緯度地方(鹿児島、沖縄など)よりも高温が観測された理由には、都市部特有のヒートアイランド現象などが考えられることが説明されました。また、雷が発生する日数は増加、強くて大きな台風の上陸数が都市部を中心に増加していることにより、人的被害の拡大が懸念されているという話に、子どもたちは真剣に聞き入っていました。 |
○秋・・・ | 海水温の上昇により、秋刀魚の旬が秋から冬に変化するかもしれないことを、四コマ漫画で紹介し、子どもたちにセリフを読んでもらいました。給食はイモが中心となり味気ないものになってしまうかもしれないということを伝えると、子供たちにとっては、とても身近な問題として感じられたようです。 |
○冬・・・ | 東京では冬日の日数が年々減少しており、世界では北極やグリーンランドの氷が融けだしています。氷の上を住処とするシロクマは、氷が張らないと餌となるアザラシを捕りに行くことができず、絶滅の危機に瀕しています。この実態を6コマ漫画で紹介し、子どもたちにセリフをつけてもらうことで、シロクマの気持ちを想像してもらいました。人間だけではなく、地球に生きる多くの動植物へも、地球温暖化の被害が及んでいることが訴えられました。 |
身近なところで地球温暖化の影響が現れていることを知った子どもたちに、続いて、気軽に参加できる地球温暖化防止のためのアクションとして、レジ袋削減の取り組みが紹介されました。
バックに入れて持ち歩き、繰り返し使用するレジ袋や、ぬれた傘などを入れるためのレジ袋、ゴミ袋に利用するレジ袋などのように必要とされているレジ袋があり、すべてのレジ袋が不必要というわけではない、コンビ二でジュース一本を買い、お店の外に出たらゴミ箱にレジ袋を捨ててしまうような無駄な場合のみ、「ノー、サンキュー」と断ろう、というメッセージが子どもたちに伝えられました。
その後、地球温暖化防止のためのその他のアクションとして、家電製品のコンセントをこまめに抜くことや、水を無駄に使わない、食べ残しを減らすなどの取り組みが紹介されました。子どもたちは出張授業を通して、地球温暖化への理解を深め、無駄なレジ袋を減らすことが温暖化防止につながることを感じ取ったようです。
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