【第6回】地球温暖化防止~草の根活動支援のこれから~

菊井 順一(きくい じゅんいち)

一般社団法人地球温暖化防止全国ネット(JNCCA)専務理事・事務局長
大阪府出身、昭和49年大学院修士課程修了後、兵庫県庁入庁、県環境管理局長、財団法人ひょうご環境創造協会専務理事を経て2010年 8月に全国の地域地球温暖化防止活動推進センター指定団体が会員となり創設された「一般社団法人地球温暖化防止全国ネット」専務理事・事務局長に就任。2010年10月、環境大臣より「全国地球温暖化防止活動推進センター」の指定を受け、以降、地球温暖化防止における地域活動の中間支援組織として全国的活動を展開している。

エコアカデミーインタビュー

1.地域連携による事業推進

全国地球温暖化防止活動推進センターは、地球温暖化対策の普及啓発に取り組んでこられました。どのような事業展開がなされているのでしょうか

情報提供は、具体的にどのようなものでしょうか

エコロモならべ
衣類の調整で体感温度を上げ、暖房機器に頼りすぎない冬の過ごし方に興味を持ってもらい、過度なエネルギー消費を抑えることを促すツール。
暖冷たべものゲーム
体を温める食べ物は?冷やす食べ物は?暮らしの中で感じる気温の変化を冷暖房を使って調整するだけではなく、体の中から調整することを促すツール。

地域との連携では、具体的にはどのような支援をなさっているのでしょうか

2. うちエコ診断

訪問診断 自宅訪問で家電の性能や家屋の状況を調査 (写真:一般社団法人地球温暖化防止全国ネット提供)

3. 家庭ですぐ出来る節電21

「うちエコ診断」についてお話いただきましたが、具体的にどのくらいの二酸化炭素削減効果があったのでしょうか

無理のない対策でこのような効果が期待できるのですね。地域や家族構成、ライフスタイルによって対策や効果が異なりますが、「うちエコ診断」からは、家庭部門の二酸化炭素排出について貴重なデータが得られそうですね

確かに、震災の不安と計画停電の中で、家電の買い替えやリフォームなんて考えられませんでした。「うちエコ診断」や震災後の節電を踏まえての印象ですが、この冬の節電対策で特に大切だったことは何でしょうか

4. 低炭素杯2012

昨年に続き2回目の開催となった「低炭素杯2012」ですが、東日本大震災を経て、今年の参加団体や活動内容には、どのような印象を持たれましたか

今年は、高校生がグランプリを受賞しましたね

5. 草の根活動支援のこれから

「低炭素杯2012」、私も会場で拝見しました。様々なテーマでしたが、どの活動も地域の課題に真摯に向き合う、まさに「草の根活動」の雰囲気が伝わってきました

地域の課題には地域の人が関わる、大切なことですね。このような草の根活動ですが、支援に対するニーズも地域によって様々だと思うのですが

私自身は、もともと兵庫県の地域センターで活動をしていたのですが、「全国ネット」の立ち上げで、各地の地域センターの活動を束ねる人材が必要という流れの中で、事務局長という大役を仰せつかりました。一昨年の春、ふるさとの関西を後に、東京に出てきて、どうにかこうにか、ようやく半年が過ぎた矢先、東日本大震災が起こりました。実は、人生二度目の大震災でした。一度目は阪神・淡路大震災です。当時は、兵庫県職員として被災がれきの処理など震災復興に携わってきました。その時、多くのボランティアや民間企業の人々が手を貸してくれました。人や企業はそれぞれ得意なことが違いますが、いっしょにやると、いろんな事ができ、大きな力になることを、身をもって経験しました。

注釈

info

【4】 NPO
Non Profit Organization の略で、民間非営利団体を意味する。特定非営利活動促進法に基づく法人格を持った団体は「NPO法人(特定非営利活動法人)」と呼ばれる。法人格を持たない民間非営利団体もNPOと呼ぶ場合がある。

インタビュアー 峯岸 律子(みねぎし りつこ)