【第16回】環境を守り,安全運転にもなるエコドライブ

春日 伸予(かすが のぶよ)

表1 エコドライブのポイント
ポイント解説
1. ふんわりアクセル「eスタート」急発進や急加速をしない。
2. 車間距離に余裕をもつ定速走行できるように車間距離を十分とる。
3. 早めのアクセルオフエンジンブレーキを積極的に使う。
4. エアコンの使用は控えめに燃費を悪化させるエアコンの使いすぎは避ける。
5. アイドリングストップ無用なアイドリングはやめる。
6. 暖機運転は適切にエンジンをかけたらすぐに出発する。
7. 道路交通情報の活用計画的で時間の無駄のないドライブをする。
8. タイヤの空気圧を適正にタイヤの空気圧をこまめにチェックする。
9. 不要な荷物はつまない燃費に影響する荷物の重量を軽くする。
10. 駐車場所に注意渋滞をまねく違法駐車はしない。
  • ふんわりアクセル「eスタート」
    急発進・急加速は事故に結びつきやすい危険な運転で,それらをやめると安全性が高まります。そして,急発進を10回やめると約170ml,急加速を10回やめると約110mlの燃料浪費が避けられ,CO2排出量が減少します。
  • 車間距離に余裕をもつ
    前の車との間に十分な車間距離をとることは,追突の危険を避けるために重要です。また,車間距離が不足すると,前の車のスピードに合わせて運転をすることになり,一定の速度で運転することが困難になります。加速したり減速したりが多いほど燃料消費は大きくなるので,一定の速度で運転できないとCO2排出量が増加します。
  • 早めのアクセルオフ
    これは,アクセルからブレーキへの滑らかなブレーキ操作のことで,典型的な安全ブレーキのかけ方です。また,エンジンブレーキを使う方が燃費はよくなり,CO2排出量も減少します。
  • 道路交通情報の活用
    交通情報を活用することで,混んでいる道を避けたり出来るので時間の無駄がなくなります。時間の余裕が出来ると気持ちにも余裕も生まれ,安全運転につながります。逆に,道がわからなかったり迷ったりして余計な時間を走行すると,その分燃料の浪費になり,CO2排出量も増えますし,心理的な焦りを生んで運転の安全性が損なわれることにもなります。
  • 駐車場所に注意
    交通の流れを妨げるような場所に駐車をすると渋滞を招くことになります。そして,その渋滞に巻き込まれた車から余分な排出ガスを出させることになります。また,渋滞に巻き込まれたドライバーはイライラして運転が荒くなり,安全性が損なわれることにもつながります。

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