【第27回】拡がり、深まる「企業の森づくり」~マーケティングとの連携から、グリーンエコノミーの創出まで~

木俣 知大(きまた ともひろ)

 近年、企業の社会的責任(CSR)や地球温暖化防止、生物多様性保全をはじめとする地球規模の環境問題への関心が高まりつつある中で、全国各地で「企業の森づくり」の取り組みが広がってきています。
 最近では、地域社会への貢献や社員教育等としてはじまった「企業の森づくり」は、それぞれの企業等の業種や業態の特徴を活かして、CSRとしての森づくりから発展した取り組みも増えてきています。
 そこで、今回は「企業の森づくり」の傾向や取り組みのタイプの概要を紹介します。

 森林を所有したり借り受けて継続的な森づくりを行う「A:実践的な森づくり活動」、森づくりの裾野を拡げる「B:森づくりの普及啓発・地域交流」、森づくりの担い手や次世代を育てる「C:森づくりの人づくり」、NPO等を側面的に支援する「D:資金などによる支援・協力」、そしてマーケティングや商品開発と連動する「E:本業と一体となったCSR活動」という5つのカテゴリーがあり、企業の社有地・工場緑地や借り受け地、人材から資金をはじめとして、多様な経営資源を活用して、多彩な取り組みが行われています。


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