【第66回】ESDでつくる地域社会の未来

藤本 亜子(ふじもと あこ)

「持続可能な開発」のもつ意味

 日本において「開発」は、自然破壊を伴う経済活動に関連して使われることが多く、持続可能な開発という言葉に違和感を生むこともあるようです。しかし、「持続可能な開発」が国際社会の共通目標となった背景には、「環境問題と同時に貧困問題も解決しなければならない」という含意があります。国連開発計画の定義では「持続可能な開発」を、「人々の生活の質的改善を、その生活の支持基盤となっている各生態系の収容能力の限界内で達成すること」と位置づけています。
 2015年9月「国連持続可能開発サミット」で「持続可能な開発目標:SDGs」が採択され、17の目標と169のターゲットが示されました。17の目標は、2016年からの15年間で持続可能な社会をつくるために最も重要な目標として決められ、ESDで目指す「持続可能な社会」の具体的な指標が、よりわかりやすくなりました。

持続可能な開発目標(SDGs)17の目標

誰のための「教育」なのか

子ども達が伝統の藁畑工にチャレンジ(鳥取県)

ESDの事例

2015-2019岡山ESDプロジェクト基本構想

いま、なぜESDが大切か

これからのESD

注釈

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