【第69回】花粉媒介者の保護を目指して:カナダ、オンタリオ州ゲルフ市

 春から夏にかけて、各地から届く花便り。視界いっぱいに広がる花畑はそれだけで壮観ですが、それは多くの場合、花蜜と花粉を集め、花粉の媒介をして植物の再生産を助けるミツバチなどの花粉媒介者によって支えられています。2016年末の生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)では、その価値を認める重要な決定がなされました。本稿では、花粉媒介者の保護に市全体で取り組んでいる、カナダのオンタリオ州ゲルフ(Guelph)市を紹介します。

1.花粉媒介者の価値に関する評価

2.ゲルフ市のOfficial Planにおける花粉媒介者の位置づけ

3.花粉媒介者公園の実現に向けて

ワークショップ・意識向上キャンペーン
(ICLEI Canadaの資料から)

空中写真(Google Map)

空中写真(Google Map)

4.市民参加の多様な形態

2016年春
2006年春
徐々に進みつつある、土壌改良への取り組み

注釈

Info

参考資料