第18回 環境に関心を持ち行動する人を育て受け継いだ自然環境を次の世代につなぐまち・日野市

 高幡不動駅から北に少し歩くと、小さな小川が見えてきました。さらに川沿いを進んでいくと、水車や東屋があり、タイムスリップしたような光景に出くわしました。「向島用水親水路(むこうじまようすいしんすいみち)」と記された看板や表示があります。木の橋の上では、水面に網を差し込んで、ごみを拾っている人たちがいました。

 日野市では、水辺の清掃・保全・緑化等を行うボランティアを支えようと生まれたのが「日野市用水守制度」です。
 この制度は、日ごろ活動する範囲を決め、あらかじめ「用水守」として登録することで、万一、活動中にケガをしたり、また、他人にケガをさせてしまったりした場合に備え、市がボランティア保険をかけるというものです。
 市民と市行政が参加する仕組みが都市化の進む郊外地域の水辺再生モデルとして、高く評価され、きれいな水環境づくりに貢献した個人、団体を顕彰する日本水大賞奨励賞(第10回)に選ばれています。
 向島用水親水路の流れは、潤徳小学校の敷地に引き入れてビオトープを作り、子どもたちの学びの場となっています。

向島用水親水路脇の水車
世田谷の原風景を残す竹林