第37回 区民・事業者・区の連携・協働により 未来につないでいく環境負荷の少ない持続可能なまち・中野区
東京には、人口密度の高い都心部から緑豊かな町村部、本土から海を隔てた島しょ部など異なる環境にある62の区市町村(23区、26市、5町、8村)があります。そんな東京62市区町村の各地域を実際に巡って(散歩して)、地域ごとの環境への取り組みを知り、感じるためのヒントとなるスポットをクイズ形式で紹介します。

中野区にやってきました。
中野区は23区の西の方に位置し、東は新宿・豊島、西は杉並、南は渋谷、北は練馬の各区に接しています。
面積は15.59km2で、東京都の総面積2,199.94km2の約0.71%、区部面積627.51km2の約2.48%にあたり、23区中14番目の広さです。(令和7年1月1日時点)
23区の中では、みどり率は低い方ですが、区内には、平和の森公園、江古田の森公園、哲学堂公園などの公園や、敷地規模の大きい集合住宅、社寺林等にまとまったみどりが形成されています。
中野区で「エコ」を探して散歩してみましょう。
- 回収と循環
- ぱくぱく
- ○○の丘
- かつての職業
西武新宿線の新井薬師前駅から徒歩約5分、リサイクル展示室にやってきました。ごみ減量や資源化などについて学べ、リユース家具の展示、資源回収なども行っているようです。
Q1 リサイクル展示室が実施する、リサイクルやリユースを目的とした回収品目にあてはまらないものは?
1 未利用食品
2 家庭用小型家電
3 使用済み食用油
4 使用済み歯ブラシ
正解と解説
正解 4 使用済み歯ブラシ
リサイクル展示室では、古着の拠点回収 、未利用食品(フードドライブ対象食品)、使用済み食用油の回収受付、家庭で使った小型家電(9品目)の拠点回収、ペットボトル自動回収機の設置などが展開されています。
粗大ごみの中から、まだ使用できるものは、リユース家具として展示、抽選を行い、希望する区民(在住・在勤・在学者)に無料で提供しています。
資源回収のほか、リサイクル展示室には、回収された資源のゆくえが学べるパネル展示、映像学習コーナー、塗り絵工作コーナー、中野区ごみ減量キャラクター「ごみのん」と写真撮影できるフォトスポットなど、資源とごみについて楽しく学べるスペースがあります。
なお、使用済み歯ブラシのリサイクルは、自治体によっては公共施設での回収、メーカーでの回収BOX設置などが少しずつ進められています。

新井薬師前駅付近の飲食店に来ました。お店には食品ロス削減協力店登録事業「なかの☆もったいない ぱくぱくパートナーズ」というステッカーが貼られていました。
Q2 「なかの☆もったいない ぱくぱくパートナーズ」の取組みに当てはまらないのは?
1 小盛、ハーフサイズメニュー等の量の選択肢を設けた食品を提供
2 余った食品をフードバンク、子ども食堂等に提供
3 残った食材等を肥料又は飼料に再利用する食品リサイクルを実施
4 大盛メニューを設け、1日の食材を余らせない工夫
正解と解説
正解 4 大盛メニューを設け、1日の食材を余らせない工夫
中野区では、食品ロス削減の取り組みを推進するために、食品ロス削減協力店登録事業「なかの☆もったいない ぱくぱくパートナーズ」を実施しています。
食品ロス削減に積極的に取り組むお店を「協力店(ぱくぱくパートナーズ)」として登録し、その取り組みを区と協力して周知することで、食べ残し等で発生する「もったいない」をなくすことを目指しています。
このような協力店の取り組みを利用して、外食では食べきれる量を注文したり、購入する場合はすぐ使うなら期限の近いものを選んだりすることで、食品ロスを削減できます。
都営大江戸線の新江古田駅から徒歩10分、江古田の森公園にやってきました。旧国立療養所中野病院跡地の豊かな既存樹林を生かし、隣接する保健福祉施設とも調和した防災公園のようです。
Q3 1912年、日本がアメリカに贈った桜の返礼として届き、江古田の森公園に植えられた樹種はどれ?
1 ハナミズキ
2 ヤマボウシ
3 エゴノキ
4 アオギリ
正解と解説
正解 1 ハナミズキ
1912(明治45)年、東京市長であった尾崎幸雄氏が、桜の美しさに魅せられた第27代アメリカ大統領夫人たちの要望を受け、3,000本の桜の苗木を送りました。
これが後に世界でも有数の桜の名所となったワシントンのポトマックの河畔を彩る桜です。その返礼として、1915(大正4)年に同国から40本のハナミズキの苗木が届き、日比谷公園や野方苗圃(のがたびょうほ)などに植えられました。
1971年、野方苗圃はなくなりましたが、そのハナミズキの子孫である苗木を都立園芸高校から譲り受けました。現在の江古田の森公園内にはハナミズキの丘があります。
江古田の森公園から南に8分ほど歩くと、中野区立歴史民俗資料館に辿り着きました。中野の歴史や史跡、名所などを映像や模型で学べるほか、地域の歴史を物語る文化財の展示も見ることができます。敷地内には、中野区指定文化財となっている巨大なしいの木があります。
Q4 土地を区に寄贈した人物にちなんで「○○のしいの木」と呼ばれています。○○とは?
1 大工
2 棒手振り(ぼてふり)
3 醤油屋
4 鍛冶屋
正解と解説
正解 3 醤油屋
「醤油屋(しょいや)のしいの木」の名称は、中野区立歴史民俗資料館の土地を区に寄贈した名誉都民である故・山﨑喜作氏の先代が醤油醸造業を営んでいたことに由来します。
都内では珍しいくらいの大木であり、推定樹齢は約500年と言われます。
茶室や書院は江戸時代後期の1841(天保12)年に建築されたもので、1984(昭和59)年に8代目・喜作氏が現在の資料館を含む土地と建物を寄贈したことで一般公開されるようになりました。
しいの木(スダジイ)は山﨑家の庭園にあり、春と秋の一定期間のみ公開されています。





