研修アーカイブについて

オール東京62市区町村共同事業 環境ご担当者の方は、下記のリンクより、当日の講義のアーカイブ資料をご覧になることができます。

令和6年度 オール東京62環境担当者研修会

当日のプログラム

令和7年2月20日(木)開催

13:00

受付開始

13:30

開会

13:30~14:25

【講義】「家庭の食品ロスの削減施策」

講師:野々村真希 様(東京農業大学 食料環境経済学科 准教授)

14:25

休憩(5分)

14:30~15:00

【事例報告】
事例①「京都市における食品ロス削減の取り組み」

講師:京都市資源循環推進課

担当係長 田中真弓 様

15:00~15:30

【事例報告】
事例②「みんなの『わ』が見つかる 食とわ」

講師:エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社

経営企画室 サステナビリティ推進部 部長 西田 哲也 様
同推進部 サステナビリティ戦略推進担当 高橋 諒 様

15:30~15:50

講師とともに事例について論点整理

講義・事例報告後に、各事例の論点について対話しています。

講師:国立環境研究所 大迫政浩 様

事例報告者
京都市 田中真弓 様

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社
経営企画室 サステナビリティ推進部 部長 西田 哲也 様
同推進部 サステナビリティ戦略推進担当 高橋 諒 様

司会:一般財団法人 環境イノベーション情報機構 原田

15:50~16:30

ワークと意見共有・質疑応答

16:30

閉会(最大延長16:30まで)

当日のプログラム

令和7年1月28日(火)開催

13:00

受付開始

13:30

開会

13:30~14:15

【講義】災害廃棄物対策の基本事項 ~能登半島地震災害への対応を含めて~

講師

講師:大迫政浩 様(国立環境研究所 フェロー)

分割版1[PDF 1.83MB]

分割版2[PDF 3.95MB]

14:15

質疑応答

14:20

休憩

14:20~15:00

【事例報告】
事例「平成30年7月豪雨災害を踏まえた災害廃棄物処理体制の整備について」

講師:倉敷市環境リサイクル局リサイクル推進部

次長(兼)一般廃棄物対策課長 大瀧慎也 様

15:00~15:30

講師と事例報告者による災害廃棄物対策のポイント

講師:国立環境研究所 大迫政浩 様

事例報告者:倉敷市 大瀧慎也 様

司会:一般財団法人 環境イノベーション情報機構 原田

15:30~16:10

ワークと意見共有・質疑応答

16:15

閉会(最大延長16:30まで)

当日のプログラム

令和6年11月11日(月)開催

13:00

受付開始

会場:日野市立カワセミハウス(日野市東豊田3丁目26番地の1)

13:30

開会

13:30~14:20

【採⽔フィールドワーク】

参加者はカワセミハウスから歩いてすぐの黒川清流公園で、川の水を採水し、どのように環境DNAを採取するかを体験しました。日野市は約180地点の湧水が点在することから水の郷として有名で、この日もとても澄んだ水でした。まず講師の長谷部さんが採水方法の見本を見せ、参加者も汲んだ水を注射器に入れ、水をフィルターに押し出してろ過に挑戦しました。(詳しい手順は「環境DNA調査マニュアル」をご覧ください。)

川辺で採水方法を確認
採取した水の空気を抜く講師の長谷部さん

14:20〜14:40

移動、休憩

14:40~15:40

【講義】環境DNA 分析の実施⽅法と調査結果の活⽤

講師:神奈川県環境科学センター 調査研究部水源環境保全担当

主任研究員 長谷部勇太 様

環境DNA分析の実施方法の説明

15:40~16:20

【分析結果】ふりかえり・共有

採水体験のあとは、事前に同じ場所で環境DNA調査した結果を見ながら、どんな生物が生息しているか確認しました。昆虫、魚類、哺乳類含め、75種が分析結果として導き出されました。調査を複数回行うと、精度が上がるため、データの積み重ねと捕獲調査などの別の調査と組み合わせて結果を見ることも大事だといいます。
 最後に、環境DNA調査の結果の活用事例を学び、質問や感想を共有しました。

参加者の感想

  • 誰でもできる点で、市民への生物多様性の意識づけに適していると思いました。
  • 環境DNA調査を行うと、捕獲調査の際にこの生物がいるかもしれないと思って探せるのもよい面だと思いました。

16:30

閉会

当日のプログラム

令和6年10月29日(火)開催

13:00

受付開始

会場:日野市立カワセミハウス(日野市東豊田3丁目26番地の1)

13:30

開会

13:30~14:30

【講義】環境DNA技術と生物多様性観測ネットワーク:ネイチャーポジティブ経済移行におけるその役割

講師

近藤倫⽣ 様(東北⼤学⼤学院⽣命科学研究科 教授)

14:30

休憩

14:40~15:40

【事例報告】
事例①「運輸企業とのコラボレーションによるeDNA・環境調査」

講師:神奈川県環境科学センター 調査研究部水源環境保全担当

主任研究員 長谷部勇太 様

事例②「地域住⺠と連携した環境DNA 技術の活⽤事例について」

講師:神奈川県環境科学センター 調査研究部水源環境保全担当
   主任研究員 長谷部勇太 様

15:40~16:20

講義及び事例報告を通じた課題共有と意⾒交換

16:30

閉会

第3回環境担当者研修会は、「気候市民会議」をテーマに武蔵野市のむさしのエコreゾートで、グループワークを中心とした現地研修会を開催しました。

当日のプログラム

令和6年8月8日(木)開催

13:00

受付開始

会場:むさしのエコreゾート(武蔵野市緑町3丁目1-5)

13:30

第2回研修会の共有とふりかえり

13:40

【事例報告】

講師:武蔵野市環境部環境政策課 環境啓発施設担当課長 吉田秀生 様

環境担当者11名が参加
事例報告する吉田課長

13:55

【ワーク1】気候市民会議の疑似体験、各グループの共有

講師:環境政策対話研究所 理事 村上千里 様

A:移動、B:住まいとエネルギー、C:消費とライフスタイルの3グループに分かれ、実際の気候市民会議を模して意見を出しあいました。望ましい未来像・課題などを考える中で、市民として同会議に参加したときの気持ちを疑似体験しました。

付箋に意見を書き出す
移動グループの模造紙

14:55

休憩

13:30

気候市民会議・国内の事例のケーススタディ

15:15

【ワーク2】気候市民会議による市民対話・市民参加への期待と疑問、共有と意見交換

グループで出た意見を発表する参加者

以下、参加者の期待と疑問を抜粋。

市民参加・市民対話で期待すること

  • 行政目線では気づかないことを得られる
  • 市民ニーズの抽出
  • 行政と市民とのズレを確認できる
  • 市政への意欲の喚起

気候市民会議の活かし方、目標設定

  • 市民の提言を生かすことができなければモチベーションが下がるのではないか
  • 政策提言に具体的に反映できるのか
  • 環境基本計画の改定を前提にしない場合の気候市民会議の生かし方はあるか

開催手法・準備など

  • 謝礼以外で参加率を上げる方法はあるのか
  • ファシリテーターの選出はどこから?
  • 無作為抽出でどこまでミニパブリックスができるのか

15:55

【ワーク3】気候市民会議の基本設計整理表を用いたワーク

16:15

まとめ

16:30

閉会

当日のプログラム

令和6年10月29日(火)開催

13:00

受付開始

13:30

開会

13:30~14:30

【講義】気候市民会議を生かした市民参加と熟議のすすめ方

講師

三上直之氏 (名古屋大学大学院環境学研究科教授)

14:30

休憩

14:40~15:40

【事例報告】事例①
「市民協働で進める気候市民会議」

講師:厚木市環境農政部環境政策課  山崎尚裕 様

「あつぎ気候市民会議」

講師:あつぎ気候市民会議実行委員会 事務局長 遠藤睦子 様

事例② 所沢版気候市民会議「マチごとゼロカーボン市民会議」

講師:埼玉県所沢市環境クリーン部マチごとエコタウン推進課 濱本恵代 様

15:40~16:20

講義及び事例報告を通じた課題共有と意⾒交換

16:30

閉会

環境基本計画に区民の意見を取り入れたい。若い層の意見を聞こうと提言をもらおうとしたが、実効性が低いものばかりで、反映が難しい。 気候市民会議では、「興味のない層」と「若い層」の参加はポイントだと思ったが、一方で、専門家のインプット、提言に引っ張られてありきたりな提案が出てくるという懸念もある。実効性のある提言をもらうにはどうしたらよいのか。

三上先生
はじめから制約条件ばかり並べてしまうと参加者の意欲をそいでしまいかねないので、まずはできるだけ自由に発言してもらいつつ、徐々に実現可能性や行政側が考える制約も加味した議論を進めていけるとよいと思う。また、行政側が制約だと思っていることについても、市民がじっくりと話し合うことで、実は必ずしも制約ではなかったということが明らかになったり、うまい乗り越え方が見つかったりする可能性があることも考えておきたい。

あつぎ気候市民会議 遠藤氏
熟議=話しているうちに、参加者が自分達で調べたり、家族と話したりして、議論が深まっていった。

行政がファシリテーターをやると、市民vs行政のような構図になってしまわないか、懸念している。

所沢市 濱本氏
ファシリテーターに徹して、意見を聞く・集約するというスタンスでいた。市民vs行政のような構図には自分の経験ではならなかった。また、ファシリをする職員は、土日を使って1日研修を受け、モチベーションを下げない場づくりなどを学んだ。

参加のインセンティブ、動機付けが大事だと思うが、どうすると多くの人に参加してもらえるか。

三上先生
気候市民会議を何のために行うのか、得られた結果が具体的にどのように生かされるのかが明確になっていることは、参加の重要な動機づけとなると思う。もちろん、参加に対して謝礼が提供されることも基本的なインセンティブの一つではあって、制約条件は色々とあると思うが、金額や提供の形などを十分に検討する必要がある。

参加のインセンティブ、動機付けが大事だと思うが、どうすると多くの人に参加してもらえるか。

三上先生
気候市民会議を何のために行うのか、得られた結果が具体的にどのように生かされるのかが明確になっていることは、参加の重要な動機づけとなると思う。もちろん、参加に対して謝礼が提供されることも基本的なインセンティブの一つではあって、制約条件は色々とあると思うが、金額や提供の形などを十分に検討する必要がある。

所沢市は気候市民会議の後に学生と市民が自主的にNPOを立ち上げたとのことだが、どういう経緯だったのか?

所沢市濱本氏
市民団体「所沢ゼロカーボン倶楽部」は、任意団体でサークルのようなものです。(以下、サークルと表記)所沢市の場合は大学に協力をいただいて開催したため、市民との協働という形につながりやすい土壌が気候市民会議の開催時からあった。

気候市民会議が終わるときに、全体のファシリテーターを務めた先生の一声があり、まだ終わりたくない、またみんなで何か活動したい、という人が集まって発足した。 所沢市の気候市民会議の続編が大学で実施された際は、サークルが事務局を務めたのではなく、教授陣などの大学側と、学生部(大学生や大学院生)が中心に事務を行なった。前回から引き続き参加した市民もいた。(市側も少し事務の協力)

呼びかけた先生としては、サークルの運営も市民が中心に進めてほしいと思ったと推測するが、今のところは、大学側(先生や学生)が中心に活動を進めている。

三上先生
気候市民会議の後の展開としては、あつぎ気候市民会議の遠藤さんが紹介されていた、「カーボンニュートラル あつぎ未来プロジェクト」の取り組みも参考になると思う。

気候市民会議を開催し、計画等に反映、計画期間を実行したあとは、どの程度の頻度で将来的に開催していくものか。2度目を開催する際も、無作為抽出か。

三上先生
必ずしも定期的に繰り返し開く必要はないが、気候市民会議の結果を生かした計画ができ、実行の段階に入った後で、計画の進捗管理や改定の段階で、再び気候市民会議を開くことはありうるだろう。2度目を開催する場合、メンバーを無作為抽出して、新たな参加者で議論するということで構わないと思う。もちろん、それとは別に、気候市民会議の元参加者に何らかの形で議論に関わってもらうこともあってよい。

作業量が多く、日々の業務に影響はないか?当区は係体勢的にも規模が小さいため少々不安を感じている。

所沢市濱本氏
所沢市の場合、課員が13人程度いるうち、担当職員はメイン2人、サブ担当2人の計4人でそれぞれ他業務を兼務し、事務の専属はいなかった。
気候市民会議の事務は、基本的にメイン2人が担当し、サブ担当はアイデアが必要なときのブレストや単純作業(会場設営など)のときに一緒に作業する形をとった。
その他、ファシリテーターを職員が担当したため、担当以外の職員も、ファシリテーションの研修会や練習を兼ねたグループディスカッションのリハーサルなどに参加してもらった。

担当職員の業務量は、主催や業務委託範囲などにもよって変わる。所沢市では、会議当日のロジ面(受付やマイク回しなど)や会議録の作成などは委託したが、講師や情報提供者の手配、ファシリテーターの派遣などは予算がなく委託していない。
また、市が主催であることや個人情報の取り扱いなどから、無作為抽出や案内状・メールの送付などは市が担当した。
このほか、大学とのやり取り(大学との協定締結事務や当日の台本作成やリハーサルの共有など)や市の内部での情報共有についても細々とした事務が発生した。

他の事業の業務への影響としては、残業しながら並行して進めていた。業務量や担当内の分担などについて、当時の課長と相談しながら進めていたため、過酷すぎてこなせないというほどではなかった。

グループワークで出された意見や質問
  • 昨年、計画の改訂時に気候市民会議を開催した。今年も開催予定。気候市民会議は、ファシリテーターによってかなり差が出るなという印象。今後、継続していくには、行政が事務局でもよいが、市民側に事務局・運営をやってもらえないかも考えたい。
  • 当市でも実施したが、無作為で抽出した一部の方の短期間の対話の意見を計画にどこまで反映すべきか悩む。長年、環境分野に携わってこられた市民団体の方が他にもいる中、短時間のインプットでどこまで深い議論ができるかが課題だと思う。

当日のプログラム

令和6年5月24日(金)開催

9:30

受付開始

10:00

開会

10:05~11:35

【講義1】自治体環境施策の手法及び事例 ―環境政策の推進による持続可能な地域づくり―

講師

中口毅博氏 (芝浦工業大学環境システム学科名誉教授、環境政策研究所所長)

12:00

休憩

13:00~14:00

【事例報告】事例①「環境文化都市」を目指して

講師:長野県飯田市ゼロカーボンシティ課 課長 熊谷健太郎 様

事例② 「百年の森林構想」から「生きるを楽しむ」へ地域資源を活かした村の取組

講師:岡山県英田郡西粟倉村 副村長 上山隆浩 様

14:00~15:30

ワーク&意見共有
【グループワーク】「自分の職場でできる環境対策」

15:30

閉会