第32回 自然とふれあい、安心して暮らせるまち みずほ・瑞穂町
東京には、人口密度の高い都心部から緑豊かな町村部、本土から海を隔てた島しょ部など異なる環境にある62の区市町村(23区、26市、5町、8村)があります。そんな東京62市区町村の各地域を実際に巡って(散歩して)、地域ごとの環境への取り組みを知り、感じるためのヒントとなるスポットをクイズ形式で紹介します。

瑞穂町にやってきました。
瑞穂町は昭和15年11月10日、4つの村が合併し、瑞穂町が誕生しました。
都心から西へ約40km、上から見ると逆三角形の形状で、面積は16・85㎢、標高は最高194m、最低110mとなっています。
アメリカ空軍と航空自衛隊が使用する横田基地が町域の約12.5%を占めており、高い建物がないのが特徴です。
町内には、大中小の製造業が立地し、東京都でも常に上位の出荷額を保つ一方で、東京都の丘陵として最大である狭山丘陵は、心を癒してくれる存在です。
自然あふれる瑞穂町で「エコ」を探して散歩してみましょう。
- リサイクルの象徴
- 〇〇のかほり
- 花多来里の郷
- 郷土資料館
JR箱根ケ崎駅西口から徒歩5分、みずほエコパークにやってきました。リサイクルや環境学習の場として、町民に親しまれている公園のようです。園内には、芝生広場やドッグランがあり、敷地面積は東京ドーム約1.1個分もあります。
Q1 みずほエコパークにリサイクルの象徴として設置されているものとは?
1 水車
2 大仏
3 日本酒造りに使う釜
4 海洋プラスチックごみのアート作品
正解と解説
正解 3 日本酒造りに使う釜
リサイクルの象徴として、溶かして再利用できる鋳物(いもの)である大釜が、設置されています。大釜の重さは約750kgあり、多摩の酒蔵で、日本酒の原料である米を蒸すのに使われていました。現在はこの釜で蓮を育てており、夏の朝には綺麗な花を咲かせます。
みずほエコパークでは、真夏と真冬を除き、毎月一回「みずほ青空市」というフリーマーケットを開催し、多くの町民で賑わいます。公園の隣にはごみ処理施設である「みずほリサイクルプラザ」が隣接し、見学や体験型学習を受け入れています。
みずほエコパークの北門からJR箱根ケ崎駅方面に歩き、二つ目の交差点を左折してしばらくいくと、岩蔵街道沿いにガラス温室がいくつもありました。
Q2 ガラス温室で栽培する、瑞穂町が東京都内で生産量第1位を誇るものとは?
1 ゼラニウム
2 シクラメン
3 マリーゴールド
4 ポインセチア
正解と解説
正解 2 シクラメン
瑞穂町の北西部に位置する長岡地区の岩蔵街道沿いには、シクラメンの生産農家が軒を連ねる通称「シクラメン街道」があります。
11月中旬から12月下旬までは、温室内でシクラメンを直売形式で販売しており、白・ピンク・赤など色とりどりの花が並びます。
花もちがよく種類も豊富で、「みずほ育ちのシクラメン」として親しまれています。
JR箱根ケ崎駅東口を出て突き当たりの大通りを左折し徒歩15分ほどで、さやま花多来里の郷(かたくりのさと)に辿り着きました。
春になると約3,000平方メートルの斜面一面に見事なカタクリが約20万本咲き誇ります。
Q3 開花期間が短いことから名付けられたカタクリの別名とは?
1 春の精霊
2 春の妖精
3 春の魔女
4 春の木精
正解と解説
正解 2 春の妖精
カタクリは、地上に姿を現わす期間は4~5週間程度で、花を咲かせた後、葉や茎は枯れてしまうため「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれています。
山地や丘陵に自生するユリ科の多年草で、早春に10cmほどの花茎を伸ばし、先端に一つ、薄紫色の花を下向きに咲かせます。
根付いてから花を咲かせるまでに約8年もの長い歳月を要し、さらには数万株に1株といわれている大変珍しい「幻の白いカタクリ」の花を咲かせることもあります。
さやま花多来里の郷を出て、日光街道を北上すると、瑞穂町郷土資料館「けやき館」がありました。瑞穂町の自然や歴史、文化が学べる施設で、床一面の巨大な瑞穂町の航空写真が出迎えてくれます。狭山丘陵のジオラマは、葉っぱ一つまで本物そっくりに再現されています。
Q4 けやき館の敷地内に設置されている生き物の像とは?
1 ヘビ
2 ホンドタヌキ
3 カワセミ
4 ニホンオオカミ
正解と解説
正解 4 ニホンオオカミ
瑞穂町では、江戸時代末期に石畑地区の畑に潜んでいたニホンオオカミを村人が捕えたという話が伝えられ、その時のオオカミの皮標本や頭蓋骨が、現在まで代々受け継がれています。
特に骨は、「キツネつき」という病気に効能があると言われ、お祓いの道具として使用されたようです。
この像は、それらを参考にして再現されました。
前庭には、樹齢300年のけやきがあり、建物名の由来にもなったシンボルです。





