第35回 循環・調和・協働の「わ」を大切に みんなで気持ちよく暮らせるまち・小平市
東京には、人口密度の高い都心部から緑豊かな町村部、本土から海を隔てた島しょ部など異なる環境にある62の区市町村(23区、26市、5町、8村)があります。そんな東京62市区町村の各地域を実際に巡って(散歩して)、地域ごとの環境への取り組みを知り、感じるためのヒントとなるスポットをクイズ形式で紹介します。

小平市にやってきました。
小平市は東京都心から西に26 km離れた武蔵野台地上にあり、市の大きさは東西に9.21 km、南北に4.17 kmと東西に長く、面積は20.51 km2です。
このあたりは水が乏しく、人が生活するには適さない場所でしたが、羽村から江戸まで、多摩川の水を運んだ玉川上水の開通(承応3年、1654年)がきっかけで開拓の条件が整った土地です。
「小平」の名前は、初めて開拓されたところが「小」川村であり、また地形が「平」坦だったところから、名付けられたということです。
小平市で「エコ」を探して散歩してみましょう。
- まっすぐな散歩道
- 下水道の世界
- 水の番人
- 発祥の地
西武国分寺線・鷹の台駅を出て左手に進むと、用水路の新堀用水と玉川上水が流れる「木もれ日の径(こもれびのみち)」がありました。木々に囲まれた直線の上水道沿いは、どこまでも歩きたくなる心地よさです。
Q1 小平市をぐるりと一周する約21kmの散歩道の名称とは?
1 小平ブルーロード
2 小平グリーンロード
3 小平せせらぎロード
4 小平さらさらロード
正解と解説
正解 2 小平グリーンロード
小平グリーンロードは、玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道、都立小金井公園を結び、小平市の輪郭をなぞるように一周する緑の散歩道です。
道沿いは駅が点在し、どの駅から始めても、どの駅で終わってもすばらしい自然を楽しめ、ゆっくりと散策できるのが特徴です。
2004(平成16)年に「美しい日本の歩きたくなる みち 500選」、2015年(平成27)年に「新日本歩く道紀行100選『水辺の道』」に認定されています。
小平市では個人の庭や花壇を一般公開する「オープンガーデン」にも取り組んでおり、グリーンロードと合わせた市内散策をおすすめしています。
木もれ日の径を抜けた先の府中街道を南に進むと、小平市ふれあい下水道館に到着しました。普段目にすることのない下水道の役割や仕組み、歴史などを学べる施設です。
Q2 下水処理場の汚れた水をきれいにする方法とは?
1 洗剤
2 酢
3 太陽光
4 微生物
正解と解説
正解 4 微生物
下水処理場では、空気を吹き出す大きなプールの中に微生物がいて、空気を吸って元気になると、水の汚れをエサとして食べることで水がきれいになります。きれいになった水は川や海に放流されています。
小平市ふれあい下水道館は、1990(平成2)年度に下水道の普及率が100%を達成したことを記念してつくられました。
地下25mにある内径4.5mの“本物の下水道管”の中に入って、下水の色やにおいなどを体験でき、汚水をきれいにする生きた微生物を顕微鏡と大型スクリーンを使って観察することもできます。
他にも、下水や水環境に関する展示があり、親子で下水道の大切さを学べるほか、インストラクターによる理科の課外授業も実施されています。

玉川上水に戻り、さらに東に歩いていくと、小川水衛所(すいえいじょ)跡に行きつきました。水衛所は江戸市中への水を確保するため、水番人(みずばんにん)と呼ばれる人が常駐していた場所と説明板に書かれています。現在はベンチがあり、小さな公園のような雰囲気です。
Q3 小川水衛所跡から桜橋の玉川上水沿いの右岸付近で保護されているのは?
1 野草
2 水生昆虫
3 コケ
4 マリモ
JR武蔵野線・新小平駅から徒歩10分、JA東京むさし小平ファーマーズ・マーケットにやってきました。新鮮な農産物をはじめ、植木や花も並んでいます。
Q4 小平市が栽培発祥の地といわれている農産物とは?
1 モモ
2 キウイフルーツ
3 ブルーベリー
4 ウド
正解と解説
正解 3 ブルーベリー
ブルーベリーが日本で初めて農産物として栽培されたのが小平市です。
日本における「ブルーベリーの父」とも呼ばれている東京農工大学の故 岩垣駛夫(いわがきはやお)教授が、初めて日本の気候に適したブルーベリーをアメリカから取り寄せました。
岩垣教授の教え子の一人が、小平市出身で実家が農家であったことから、1968(昭和43)年、小平市にブルーベリーの木が植えられ、農産物としてのブルーベリー栽培が始まりました。
ブルーベリー栽培発祥の地である小平市のシンボルキャラクターは、「ブルーベリー」と「小平」の「平」という字を掛け合わせた愛称「ぶるべー」として親しまれています。







