トップページ > みどり東京レター > 第2号「市立小中学校で一年間かけて取り組む川の環境学習の成果を発表」

みどり東京レタータイトル

 みどり東京レターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。

2019.04.10

第2号市立小中学校で一年間かけて取り組む川の環境学習の成果を発表――八王子市「環境教育実習まとめ発表会」

会場となった八王子市北野余熱利用センター「あったかホール」1階の多目的ホールで、フリップを掲げて学習成果を発表する児童たち。

会場となった八王子市北野余熱利用センター「あったかホール」1階の多目的ホールで、
フリップを掲げて学習成果を発表する児童たち。
平成30年度は18校が川の学習に取り組み、うち3校がこの日の発表会に参列した。

イベント名称:環境教育実習まとめ発表会外部リンク

日時:2019年2月2日(土) 9時30分~11時30分
会場:八王子市北野余熱利用センター「あったかホール」1階多目的ホール
対象:環境教育支援事業に参加した学校の児童・先生及び保護者等関係者
参加人数:約140名
主催:八王子市・八王子市環境学習室「エコひろば」

shiina

毎年2月頭に開催しているんだって!

環境教育実習まとめ発表会とは

 八王子市では、市内の環境保全活動の推進を目的として、日頃から地域の環境に関心をもってもらおうと、総合的な学習の時間を活用した市立小中学校向けの野外活動を含めた環境教育支援事業を実施しています。
 環境教育実習まとめ発表会は、これらの取り組みの成果発表を目的として、毎年2月の頭に、あったかホール(北野余熱利用センター)の多目的ホールで開催しているイベントです。
 平成30年度は、市立小学校18校の26学年で、延べ47回の学習支援活動が実施され、この日の発表会にはうち3校が代表して参加しました。各校の児童が、それぞれ学校近くの川で調べた生き物やごみの状況、近所の人たちの川への意識などについて、スライドや模造紙、フリップなどそれぞれ工夫して発表を行いました。


会場内は、児童と保護者、学習支援活動を行った環境教育支援者たちなど総勢140名ほどが児童たちの発表を見守りました。

会場内は、児童と保護者、学習支援活動を行った環境教育支援者たちなど総勢140名ほどが児童たちの発表を見守りました。


子どもたちの発表に聞き入る、八王子市環境部環境政策課長の南部かやさん(手前)と、環境部長の佐藤宏さん(手前から2人目)。

子どもたちの発表に聞き入る、八王子市環境部環境政策課長の南部かやさん(手前)と、環境部長の佐藤宏さん(手前から2人目)。


会場となった北野余熱利用センター「あったかホール」には、市の環境学習拠点となっている「エコひろば」も開設しています。

会場となった北野余熱利用センター「あったかホール」には、市の環境学習拠点となっている「エコひろば」も開設しています。 「エコひろば」では、市民講座やリサイクル体験講座・自然体験講座なども実施しています。 展示や図書も充実し、環境学習の相談にも乗ってくれます! ※講座は、八王子市在住・在勤・在学限定のものや有料のものもあります。 ※八王子市民以外の利用もできますので、ご相談ください。


環境診断士や環境学習リーダー、環境市民会議など、63名の環境教育支援者(黄色い服)が、各学校の環境教育実習で川の体験学習や課題別学習の実施を支えてきました。(写真提供:エコひろば)

環境診断士や環境学習リーダー、環境市民会議など、63名の環境教育支援者(黄色い服)が、各学校の環境教育実習で川の体験学習や課題別学習の実施を支えてきました。(写真提供:エコひろば)


18の一級河川が流れる八王子市

 八王子市は、多摩川をはじめ浅川や秋川、今回発表のあった湯殿川など全部で18の一級河川が流れていることから、毎年川を中心にした環境教育支援が実施されています。川を舞台に、鳥について学習したり、植物を取り上げたり、ごみのことに注目してみたりと、先生と児童の関心などによって広がっていく学習を、環境教育支援者が支えています。
 児童たちの発表のあと、環境政策課長の南部かやさんによる講評では、発表を通じて川のことがよくわかったという言葉もありました。
 「発表の中で、川のことを詳しく知らないから、みんな関心を持たないんじゃないのという意見がありましたね。みんなに知ってほしいと、湯殿川のいいところをいっぱい教えてもらいました。聞きながら、ああ、あんなにいいところがいっぱいあるんだなとよくわかりました。ありがとうございました!」

関連リンク

このページの先頭へ

本事業は、公益財団法人 東京都区市町村振興協会からの助成で実施しております。