トップページ > みどり東京レター > 第3号「プロの役者と市民キャストが作り上げる舞台――三鷹市「エコミュージカルとエコイベント」」
みどり東京レターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。
2019.06.06
エコミュージカルの市民キャストのオーディション会場に集まった子どもたち。
開催日時:2019年6月30日(日) 13時30分~16時30分
会場:三鷹市公会堂 光のホール
観覧定員:先着600名
主催:みたか環境活動推進会議及び三鷹市
5月12日(日)の午後2時、三鷹駅前コミュニティ・センターに、約30名の三鷹市内在住・在学の小学3~6年生が集まり、6月の環境月間に三鷹市公会堂光のホールで公演されるエコミュージカルの市民キャストのオーディションが実施されました。
6月30日(日)の本番当日に披露される演題は、「ネバーランドはECOの島Part2 ~花と緑のエコロジーランド~」。ピーターパンのストーリーに登場する三姉弟が、フック船長の悪い教えにより失われたネバーランドの自然環境を取り戻すために奮闘するというストーリーです。昨年は、海に流れ着いたごみをテーマに公演されましたが、今回は自然との共生をテーマに、新たな展開の脚本になります。
オーディションでは、劇中で披露する「小さな世界(原題"It's a Small World")」の歌と踊り、セリフの発声などを行い、当日の配役を決めるための審査が行われました。
企画・構成・脚本・演出を担う、「メルヘン・ミュージック・シアター日本芸術企画」のいづみかほるさんは、「配役を決めるときは、歌や踊り、セリフだけでなく、練習中や、他の人の審査の待ち時間の様子なども確認しながら総合的に判断します」と、子どもたちに語り掛けました。
ピアノの前に集まって、全員で歌の練習。 このあと、「小さな世界」の歌に合わせて、振り付けを練習しました。
審査は4人ずつで、歌と踊り、セリフまわしを確認。審査を担当する劇団の方から応募のきっかけを聞かれた子どもたちからは、「去年も出演し、楽しかったため今年も応募した」、「歌やダンスが好きでやってみたかった」など、さまざまな動機が聞かれました。 また、ごみの分別や、植物を大切にするなど、日頃行っている環境への取り組みをアピールする子もいました。
審査の様子を見守る、主催の「みたか環境活動推進会議」【1】の委員。環境月間である6月にエコミュージカルを上演するようになってから約10年が経ちますが、平成27年度まではプロの役者のみが出演する舞台を公演していました。その後、市民が舞台上で環境保全について表現することで、出演者、観客が双方向で環境について考えるきっかけを作るために、市民キャストの公募を開始しました。
今年度(令和元年度)のエコミュージカル本番は、6月30日(日)です。子どもたちは、オーディション終了後、6月の土日を利用して合計7回の稽古を行い、さらに本番当日の午前中に実施するゲネプロ(舞台上で行う最終リハーサル)を経て、舞台本番に臨み、プロの役者とともに歌と踊りで環境への想いを伝えます。
また、エコミュージカルの公演当日は、開演前の午後1時30分から2時30分まで、三鷹市公会堂光のホールのロビーにてエコイベントも実施します。環境について考えてもらうきっかけとして、環境展「減らそう!海ごみ 考えよう!分別」や、「おもちゃの病院」、エコ楽器ワークショップなどが開催されます。エコ楽器ワークショップについては、エコミュージカルの途中、観客が、自分で作ったエコ楽器を手に舞台に上がって、出演者といっしょに演奏します。なお、エコイベントでは「フードバンクみたか」によるフードドライブ【2】の活動も予定しています。
全国的にさまざまな環境啓発イベントが開催される6月の環境月間。「エコミュージカルとエコイベント」に参加して、出演する子どもたちによる環境への想いを感じ、環境を守ることの大切さを考えてみませんか。
平成30年度のエコミュージカルの様子(三鷹市提供)。当日は親子連れを中心に603人の観客が訪れて賑わいました。
本事業は、公益財団法人 東京都区市町村振興協会からの助成で実施しております。
オール東京62市区町村共同事業 Copyright(C)2007 公益財団法人特別区協議会( 03-5210-9068 ) All Right Reserved.