トップページ > みどり東京レター > 第4号「毎年3万人以上が集まって、楽しく環境について学ぶ――品川区「しながわECOフェスティバル2019」」
みどり東京レターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。
2019.06.25
5月26日(日)に開催されたしながわECOフェスティバル2019。天気晴朗、5月末とは思えない夏日の一日となり、前年を上回る3万6千人(概算)の来場者が訪れ、楽しく環境について学んだ。
開催日時:2019年5月26日(日) 10時00分~15時00分
会場:しながわ中央公園(西品川1-27)等
来場者:約3万6千人(概算)
主催:品川区、企画:品川区環境活動推進会議、運営:しながわECOフェスティバル2019イベント実行委員会
毎年5月末の開催で、3万人を超える来場者で賑っているよ!
5月26日(日)、品川区役所前から中小企業センターを挟んで東急大井町線の下神明駅の前まで広がる「しながわ中央公園」を会場に、品川区最大の環境イベント「しながわECOフェスティバル2019」が開催されました。
5月末ながら連日季節外れの猛暑日となったこの週末、天気もよく、絶好のお出かけ日和となりました。会場の各エリアでは、出展やステージ出演など合わせて過去最多となる99団体が来場者を迎え入れ、楽しみながら環境について学んでもらうとともに、環境活動に取り組むきっかけづくりとして、展示やワークショップなどが実施されました。
グラウンドのトラックに沿って、企業や行政を中心としたブース展示が並びました。 グラウンド中央には、東京2020オリンピック・パラリンピック品川区応援競技であるホッケーとブラインドサッカーの体験会や、ミニトレイン・フリーウェイの乗車体験もあったほか、ステージではチアリーディングのパフォーマンスや和太鼓演奏も見られました。
ミスト付き扇風機などに利用する会場内の全ての電力は、使用済みてんぷら油から生成されたバイオ燃料による自家発電及びグリーン電力によりまかなわれています。
各展示ブースでは、クイズやワークショップなどそれぞれ工夫を凝らして、来場者と楽しみながら環境について学ぶ機会を提供。 都立大崎高校の1年生総勢159人が、ボランティアとして参加し、各ブースの手伝いも含めて、会場のあちらこちらで活躍していました。高校生たちにとっても、楽しく、貴重な学びの1日になったのではないでしょうか。
パンフレットでもアピールしていましたが、今回のECOフェスティバルでは、使い捨てプラスチック製品の削減のため、飲食ブースでは紙コップ・紙フタ・紙ストローや、サトウキビの搾りかすを原料にした環境配慮型の容器などを準備し、ごみ・資源回収ブースでは、高校生ボランティアたちが分別回収を呼びかけました。
また、出展ブース全体で持ち帰り用ポリ袋の提供をやめ、チラシなどを通じて、事前にマイバッグの持参を呼び掛けました。来場者・出展者が共にちょっとした手間を分かち合うことで、消費社会の在り方を見直しつつ、便利さについて考えるきっかけを与えてくれたように感じました。
使い捨てプラスチック製品の削減のため、飲食ブースで使われた紙製容器。フタには、「わ!しながわ」のマークが印刷されています。「わ!しながわ」は品川区シティプロモーションのキャッチコピーで、この取り組みは、伝統が息づく暮らしと都心の魅力が共存する品川区の素顔を、もっと多くの人に知っていただくために平成27年度にスタートし、区の魅力を全国に発信しています。
15時からのフィナーレでは、イベントの来場者数(概算)の発表と実行委員長による総括の挨拶があったあと、品川区民吹奏楽団(愛称「品吹」)と品川少年少女合唱団とともに、ステージ周辺に集まった人たちみんなでミュージカル「しながわ物語」の挿入歌「旅立ちのとき」を歌い、盛況だったイベントを締めくくりました。
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