トップページ > みどり東京レター > 第6号 自分たちで標語を考えたかるたで、環境をより身近に感じ、地元に愛着を持つ――日野市「第5回日野市環境かるた大会」
みどり東京レターは、都内62市区町村が実施するイベントをわかりやすく紹介することを目的に、月に1回程度の更新を予定しています。ぜひご一読ください。
2019.10.09
9月8日(日)に開催された第5回日野市環境かるた大会。大型の台風15号が接近し荒天が心配される中での開催だったが、会場には175組350名の選手と応援の家族や子どもたちが集まり、大いににぎわった。
開催日時:2019年9月8日(日) 9時30分~17時00分
会場:日野市市民の森ふれあいホール コミュニティホール
参加ペア数:U8(小学1・2年生)24組48人、U10(小学3・4年生)70組140人、U12(小学5・6年生)55組110人、家族ペア26組52人(事前申込制)
主催:ふだん着でCO2をへらそう実行委員会
協力:日野市
今年は4年ぶりに、かるたがリニューアルされたよ!
初秋の空気を感じさせる9月8日(日)、多摩モノレールの甲州街道駅から徒歩5分程度のところにある日野市市民の森ふれあいホールにおいて、第5回日野市環境かるた大会が開かれました。
日野市では地球温暖化防止活動の一環として平成27(2015)年から毎年「日野市環境かるた大会」を開催しています。この環境かるたは省エネや環境保全行動を広める目的で、平成26年度に市内全小学校へ、かるたの標語を募集して誕生したものです。
今回第5回大会にあわせて、かるたをリニューアルし「環境かるた2」が作成されました。リニューアルについて、取材に対応してくださった主催者「ふだん着でCO2をへらそう実行委員会」の担当者は、「4年前に最初のかるたを作ったときの子どもたちは大半が小学校を卒業し、子どもたちの意識も変化してきています。今の子どもたちの気持ちに近い内容のかるたを作ることで、省エネや環境について自ら考え、より意識を高めてもらえたらいいと考えました」と説明してくださいました。
予選は4ペアまたは3ペアでグループを作り、各ペアから1人ずつが出て対戦し、1位は7ポイント、2位は4ポイント、3位は2ポイント、4位は1ポイントを獲得。この試合を4回行い、獲得ポイントで決勝トーナメントに進むチームが決まる。
「環境かるた2」の絵札 新しいかるたのために市内全小学校から応募された作品は約3,800点あり、その中から、審査の結果44作品が選ばれた。
新しい「環境かるた2」のために、市内全小学校から応募された作品は約3,800点あり、その中から、審査の結果44作品が選ばれたとのことです。
選ばれた作品の中には、「歩こうよ 自然ゆたかな 日野のまち」「小さなエコは 大きい地球を 守るんだ」など地元や環境を思う気持ちをうたったもの、「さりげなく いつも持ってる エコバッグ」「減らそうよ わりばし ストロー レジ袋」「ポイ捨ては いっしょに心も 捨てている」のように省エネ・ごみ問題をとりあげたものなど、さまざまなものがあります。
閉会式で、日野市環境共生部の小笠部長さんは、
「ただかるたを楽しむ会ではなく、かるたで覚えた標語を実践してもらうことが目的で、そのことがこれからの未来の環境に役立つことにつながる。是非とも一人一人が小さなことから実践してもらいたいと思います」
とあいさつしていました。環境かるた大会を通して、日々の行動からCO2の削減につなげ、市民がつながる新たなコミュニケーションの場の創生を狙った大会であることがわかりました。
決勝戦の前、職員や応援の観客がつくった花道を試合会場へと進むファイナリストたち。決勝トーナメントでは、獲得したフダが同数の場合には7枚を選んで並べ、延長戦が行われる。
ブルーのシャツを着た市の職員が総出で、審判員や進行役を務める。会場づくりはもちろん、なかなか札が取れずに涙ぐむ子がいれば、はげますのも審判員の役目だ。
表彰式の様子。U10の優勝者は選手宣誓をした2人。6人でエントリーするチーム戦でも優勝した。あまり長時間練習はしていないと話してくれたが、会場で他の子どもたちに聞いた練習法は、ひたすら文字札を覚える方法と絵の特徴を覚える方法とに分かれるようだ。
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