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オール東京62 令和6年度第4回環境担当者研修会

 オール東京62環境担当者研修会について

第4回研修会では、⽣物を直接捕獲せずに、⽔などの環境中に含まれる遺伝⼦情報(環境DNA)を⽤いて⽣物の⽣息情報を取得する「環境DNA技術を⽤いた⽣物調査」をテーマにしたオンライン研修会を⾏います。

「環境DNA」は、⽣体から⼤気中や⼟壌、⽔などの環境中に放出されたDNA断⽚のことで、環境サンプルから採取された環境DNAを解析することで、そこに⽣息する⽣物の種類や量、多様性などを明らかにする技術が発展してきています。従来の⽣物調査と⽐べて、⼈的資源や費⽤の負担、⽣態系への負荷などを⼤幅に軽減できることから、ここ数年で急速に広まっています。
今回の研修では、環境DNA技術を活⽤した調査・分析⽅法の概要について、試料の採取から分析結果の⽣息種情報データ等の活⽤⽅法まで、各地で取り組まれている応⽤事例の紹介や可能性について取り上げます。

第4回 環境DNA技術を活⽤した⽣物調査の現状及び可能性

令和6年10月29日(火)開催

プログラム
13:00
受付開始
13:30
開会
13:30~14:30
講義「環境DNA技術と生物多様性観測ネットワーク:ネイチャーポジティブ経済移行におけるその役割」
講師:近藤倫⽣ 様(東北⼤学⼤学院⽣命科学研究科 教授)
14:30
休憩
14:40~15:40
事例報告
事例①「運輸企業とのコラボレーションによるeDNA・環境調査」
   北海道大学大学院水産科学研究院 教授 笠井亮秀 様
事例②「地域住⺠と連携した環境DNA 技術の活⽤事例について」
   神奈川県環境科学センター 調査研究部水源環境保全担当
   主任研究員 長谷部勇太 様
15:40~16:20
講義及び事例報告を通じた課題共有と意⾒交換
16:30
閉会

本事業は、公益財団法人 東京都区市町村振興協会からの助成で実施しております。