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第4回ECO女子のチャレンジ~エコキャンパス・プロジェクト~

エコアカデミーインタビュー2.フェリス・エコキャンパス・プロジェクト

-「女性だからこそ環境教育を」という視点でスタートしたエコキャンパス・プロジェクトですが、具体的にどのような取り組みをなさっているのでしょうか-

フェリス・エコキャンパス・プロジェクト(注3)がスタートしたのは、前学長の本間慎先生(注4)の「環境」をテーマとした講義がきっかけでした。全学生2700人という小さな大学で、この講義は、300~400人は当たり前という人気でした。学生たちの「環境」というテーマへの関心の高さも、環境教育に力を入れる原動力になりました。その後、本間先生の環境学ゼミの学生が中心となって、エコキャンパス研究会(注5)を立ち上げ、キャンパス全体のエコ化やまわりの学生の環境意識の啓発など、学生サイドも独自に努力しました。

一方、教育体制という側面では、文系の女子大学ということで、環境をテーマとした授業の数が十分にあるとはいえません。このような状況を補う意味でキャンパス内の図書館、校舎、体育館など至る所にエコ設備を配して、学生たちが、否が応でもキャンパスライフの中で環境について意識する、そういうキャンパスづくりを2001年ごろから進めました。コンセプトとしては、エコ設備のパビリオンです。自然エネルギーの活用では、おもに風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器、ハイブリッド街路灯。省エネルギーとしては、クールチューブ(注6)パッシブソーラー(注7)、さらには屋上緑化や壁面緑化など建物の中の空調負荷を軽減するものを導入しています。また、洗浄水に雨水を利用したトイレなど、至る所に多様なエコ設備を配置し、また、説明パネルをつけて、学生たちが意識できるようにしています。

写真:太陽光発電と太陽熱温水器

太陽光発電(6.4kW)[写真奥]
建物の照明とコンセント電源に利用
太陽熱温水器(320リットル)[写真手前]
更衣室のシャワーに利用

写真:ハイブリッド街路灯

ハイブリッド街路灯
風力(最大300W)と太陽光(最大110W)の融合発電

写真:クール(ヒート)チューブ

クール(ヒート)チューブ
地中と外気の温度差を利用した空調で夏は冷たく、冬は暖かい空気を送る

写真:屋根散水

屋根散水
地下に設置した雨水タンクの水を利用して夏場の体育館の屋根に散水し冷却

-先ほどキャンパス内を歩いたのですが、さまざまな設備の解説パネルが目に飛び込んできました。日々の学生生活の中にこのような設備があると、学生のみなさんからはどのような反応があるのでしょうか-

入学したばかりの頃は、まだ関心がないのですが、学年が上がるごとに理解が深まる傾向があります。一番効果が高いのが、風力発電で、風が吹くと動きますし、目にもとまります。見ていてワクワクするのでしょうか、環境教育効果が高いようです。常に目にし、実感できるということが、環境への意識を高めることにつながっていくのではないかと思います。

写真:赤い羽根の風車

赤い風車
明治21~31年まで、横浜山手のフェリス女学院には、赤い羽根の風車があり、揚水に利用されていた。「赤い風車のフェリス」と呼ばれて、風車はフェリスのシンボル的な存在だった。

注釈

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