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第2回冬の節電ポイントとCO2削減支援の担い手「地域カーボン・カウンセラー」

エコアカデミーインタビュー4.モチベーションが大切

-電力不足という課題は、今年だけにとどまらず、来年以降も続くと予想されていますが、節電を続ける意欲を、ずっと継続できるのでしょうか?―

この夏も、7月に節電をがんばったけど、8月にリバウンドしてしまった・・という話を聞いています。特に、家庭などで実践する身近な節電は、すぐにクリアできてしまうものが多いので、その次に何をするか、ステップアップと、モチベーションが大切になります。

実は今年、企業を対象に、節電など省エネのコンサルティングをしました。
家庭では、電気代など、先月と比べて今月はどうか、という比較をしてしまいますが、重要なのは、モニタリングすることなのです。
例えば、工場などでは、毎日、どの時間帯にどれくらいの電気を使っているのか、それが、去年と比べて多いか少ないかを見て節電ができているかを評価しています。
実は、電気料金は、燃料調整費などで、大きく変化するので、去年の電力消費と、比べてどのくらい節電できたかを見るのが大切です。

-つまり、料金で比較するだけでなく、使用量で比較するのがポイントということですね。-

便利なサービスもあり、スマートフォンのアプリケーションで、自分で毎日メーターの数値を入れて、記録できるものもあります。

最近では、各自治体が節電・省エネ支援として、ホームページで、電気やガスの消費量の数値を入力すると、グラフや表などにあらわして比較し、省エネのポイントやアドバイスなどをしてくれるサービスもあります。お住まいの自治体のサービスを利用するのも良いと思います。

-この「ECOネット東京62」のサイトも各自治体の環境インフォメーションにアクセスできるので、活用できそうですね。-

自治体の省エネモニター制度などに、参加してみると、参加者どうしのデータを比較することができ、自分が使いすぎか、節電できているか、状態がわかり、、モチベーションにもなると思います。

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本事業は、公益財団法人 東京都区市町村振興協会からの助成で実施しております。